(in)tangible

2017. Sept

Gallery K

Kyobashi, JAPAN

「 (in)tangible 」では、無形であり、有形でもある死を見極めることを試みる。

 

養老孟司は、「唇でも舌でもない「口」はどこにあるのか。それは穴でしかない。」ことを見出し、死はその口に似ていると言っている。*

 

死化粧を施した故人と対面するとき、それはもはや生前の故人ではなく、全くの別物の、死が訪れた肉体でしかない。 その肉体を訪れ、肉体に加わったものが、死の実体と言うことか。

 

自身の最期。家族との別離。他人の旅立。

常に心が激しく揺さぶられ、あるいは心がそれを受け入れず、ときには平然と口の端に乗せる。

死とはなんだ?

 

そんな色褪せた問いに、インスタレーションやビデオアートで答えてみる。

 

*養老孟司 「死の壁」新潮新書

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